近くの山に日帰り登山をする場合はそれほど気になりませんが、ザックを背負って山小屋で泊まったり、テント泊をするとなると未知の不安が頭をよぎりませんか?
具体的には、水って何リットル持って行くんだろう?トイレ事情はどうなっているの?ザックって重そうだけど何キロぐらいあるの?体力がある人にしか背負えないのでは?などなど。
今回はそんな疑問・不安を解消したいと思います。
水問題。どれだけ持っていけば良いの?
水って重いけど無いと絶対困るし、どれくらい持っていくのだろう??って思いますよね。
実はこれ、計算式があり、体重(kg) X 行動時間(h) X 5(ml) と言われています。(体重にザックの重さを足す場合もあり)たとえば体重50キロの人が6時間歩くのであれば、50 X 6 X 5 =1500ml 。
アルプスではほぼ全ての小屋で水を補給することができるので(有料・無料は小屋により異なります)、事前に準備するのは最初の小屋まで何時かかるのかを基本に考えます。私の場合は概ね1.5リットルを持参。2リットルを超えることはありません。
ただし注意点が2つ。1つは、地図に水💧マークがあっても”湧き水”は注意⚠️、時期によっては水分の確保が期待できないことがあります。
もう1つは、稜線にある山小屋も注意⚠️。こちらも基本は水(有料のことが多い)はありますが、たまに水不足で、水の持参を呼びかけていることがあります。ホームページなどで情報発信されていますので、事前チェックをしましょう!
山のトイレ事情は?
トイレ問題も切実なだけあり、未知の不安がありますよね?!でも心配無用です。まずは、必要な距離ごとにお手洗いがあります。登山の開始前に済ませると、あとは休憩場所や小屋で貸してもらえますし、テント場もトイレは整備されています。
もちろん自分の家や街中のような水洗トイレは期待できません。また和式のところも多く、最初はにおいなども含め苦手でしたが、「こんな山の中でちゃんとトイレットペーパーまで整備されていて感謝😃」と思っています。
トイレがあるっていうのが先ずは安心、あとは正直”慣れ”ですねー😅
ザックの重さ問題。何キロの荷物を背負うの?
登山に行くときは、どれくらいの重さの荷物を背負わないといけないの?これ、心配じゃ無いですか?私も山を始める前は、重い荷物を背負って歩くのなんて考えられませんでした。
でも結論、今はガッツリ背負っています!私の場合、小屋を利用しながら縦走をする際は6キロ程度、テント装備の場合は12〜15キロくらいの重さです。12キロって無理!!って思われますか?確かに持ち上げるとずっしりと重くて、これを背負って山道を登るなんて不可能と感じるくらいですが、なんとかなるのです。
これには理由があり、ザックは肩で背負うのではなく、腰ベルトで重さの大部分を支えています。なので子供の頃のランドセルや街中で背負うリュックとは重みのかかり方が全く違います。
これ、本当にポイントになっていて、歩いているうちに腰ベルトが緩んでくるとずっしりと重くなってくるので、時々ベルトを締め直すことで楽になります。
とはいえ、やっぱり重いものは重い。自分に合うザックを探したり、パッキングの方法を工夫したり、なんといっても持っていくものを厳選するといったことは欠かせません!!登山ショップに行くと、実際に”おもり”を入れてザックを背負わせてくれますので、興味のある方は体感してみて下さい!
番外編 | お風呂問題。お風呂がなくて平気?
「山ってお風呂無いやろ、平気なん?」、「お風呂無いのが無理やわー」ってこれ、めちゃくちゃ聞かれるし、言われます。笑
正直「私もお風呂が無いのは無理!」が本音です。でも、無いものは無い。そして、意外と大丈夫なものです。これは私の個人的な感想となってしまいますが、日々の生活で流す汗と違って山で流す汗は断然爽やか(な、気がします)。
もちろん、お風呂があったり、温泉があるテント場は最高😀ですが、無ければないで文明の力であるボディーシートを大いに活用しています!

山ではたくさんの不便さがあり、「登山は苦労の自作自演」とおっしゃった方がおられるのですが大いに賛同しています👍
登らないと見れない景色、歩かないと感じれない感覚など、不便さを超える”なにか”があるんです。
そして、日常の便利さ快適さを再認識する絶好の機会でもあります。
やっぱり家が一番快適😅

