登山を始めた頃の私は、”山小屋ってどんな場所?“というのが想像できませんでした。
今回は、これから山小屋を利用してみたいという方に向けた案内です。

日帰り登山では行けない⛰️や歩けない素晴らしい稜線は数々あります。
そんな山登りの醍醐味を体験するために欠かせないのが山小屋です!
山小屋を探すまで
まずは登りたい山、歩きたい稜線(私は稜線歩きが大好きです)などを決めて、どこから登りどこに下山するのか、何日で歩くのかを自分の体力と相談しながら、泊まる山小屋を確認します。
私の場合は、『山と高原地図』を広げ、そこに記載された標準のコースタイムを参考に考えることにしています。
左は『2020年版の山と高原地図 北アルプス剱・立山』で登山を始めた年に購入したものを今も愛用しています。
登山アプリ「YAMAP」もコースを決めると自動でコースタイムを計算してくれて便利なので、地図と併用しています。

ちなみに、私は山々を縦走する場合は山小屋を利用し、それ以外はテント泊を選ぶことが多いです。テント泊は自然を丸ごと体感できますし、テントから首を出せば満点の星空ということもあるので大好きですが、なんといっても山小屋はありがたい存在!重いテント装備から解放され、美味しいご飯、強風の中でも安心して休めるなど、「よくぞこの場所にこんな山小屋を建ててくれました」と感謝の連続です。
予約の手順
泊まりたい山小屋が決まったら、予約方法(電話orWEB)、予約開始時期(1〜3ヶ月前からが多いですが、小屋によって様々です)、食事、料金、支払い方法、キャンセル期限を確認しましょう。
いと思います。
注意:山では支払いが「現金のみ」ということがよくあります。予約の際に支払い方法を必ず確認しておきましょう。
金額は山小屋や時期によっても異なりますが、概ね1泊2食付きで13,000〜16,000円ほど。「相部屋で狭いスペースなのに」と最初は思うかもしれませんが、山小屋のある場所や食材、多くの荷物を運ぶ大変さなどを総合的に考えると、喜んでお支払いしたいと思える金額です。
あとは予約です。特に大型連休やお盆の時期、週末は混み合うため、予約開始と同時に電話が全く繋がらないということもあります。日にちを少しずらせる場合はよいのですが、私は予約が取れないことも想定して、いくつかの山小屋を候補にしたり、行き先も複数の候補を並行して検討しています。
宿泊時の持ち物
山小屋に宿泊する際の持ち物です。「あると便利」はきりがないので、ここでは厳選してご紹介します。荷物を増やすとそれだけ山行が大変になるので、特に体力に自信のない方は持ち物を厳選するのがベター。ただし、水や行動食などはもちろん必須です。
- シーツや寝袋(たまに持参が必要な山小屋もありますが、私は経験はありません)
- ヘッドライト(消灯後は電気がつかないので、トイレに行く際に必要。またご来光を見たい場合も、暗いうちから行動することになります)
- 耳栓(周りの物音が気になる方は持参を)
- マイカップ(談話室での一杯がより楽しくなります)
山小屋に到着
山小屋に到着したら、まずは受付をしましょう。多くの山小屋は夕食を時間で区切った入れ替え制になっているので、宿泊料を支払い、自分の宿泊場所、夕食・朝食の時間を確認しましょう。
山小屋には遅くとも16時半には到着するのがマナーです。山は午後に天候が崩れることも多く、早出早着が基本になります。
山小屋での過ごし方
山小屋に到着して一息ついた後は、こんなことをしています。
- 明るいうちは外の景色を堪能(燕山荘、唐松岳頂上山荘など目の前に北アルプスの山々が一望できる山小屋は多数あります)
- 売店を覗き見して、記念品を購入
- ビールやドリンクを購入して談話室でのんびり(山の本や、漫画が読めたりします)
- 他の登山者との情報交換(私はソロ登山のため、山小屋での交流は楽しいひと時です)
ちなみに、山小屋ではお風呂がないことがほとんどです。登山を始める前は「我慢できるかな」と真剣に考えましたが、今では「そんなもの」と特に問題ありません。そして下山後の温泉の楽しみが倍増します。また、稀ではありますがお風呂がある山小屋もあり、そんな場合はお風呂の気持ちよさを噛みしめています。
最後に重要な点をもう一つ。山小屋では就寝時間が決められていますので必ずそれまでに身の回りの整理を済ませて、就寝後にゴソゴソして周りに迷惑をかけることがないよう配慮しましょう。ビニール袋のシャリシャリしたおともご注意を!

山小屋って体験するまでは未知の世界って感じですよね。
不安もあると思いますが、一度飛び込んでみると山の世界を一つ広げてくれる
貴重な存在です。ぜひ一歩踏み出してみて下さい。
私が利用した中で印象的な山小屋ベスト3
| 山小屋 | |
| 燕山荘 | とにかく大きい!食事の際に自然を守る活動の話が聞けた。 |
| 西穂山荘 | 綺麗で快適!気象予報士のお天気解説がありがたい。 |
| 仙人池ヒュッテ | 裏剱の険しい峰を眺め、感慨にふけった記憶。 |
次のステップへ
山小屋泊のイメージが掴めたら、次はテント泊にも挑戦してみませんか?「初めてのテント泊準備(前編)」では必要な装備を詳しくご紹介しています。水・トイレ・ザックの重さなど、まだ不安が残る方は「不安解消!登山の水・トイレ・ザックの重さ問題」もあわせてご覧ください。


