立山黒部アルペンルートで有名な、富山県にある立山。立山駅からケーブルカーとバスに乗り室堂に到着すると、空気はがらりと変わり、目の前に広がるのは広大な景色。
「立山三山を巡って登山にはまった」という人も多くいるような、登山家が大好きな場所です。また室堂は剱岳登頂に向けた起点でもあり、五色ヶ原から薬師岳へと続く北アルプス縦走登山のスタート地点にもなっている場所です。
私も縦走の起点・ゴールとして室堂に来たこともありますが、今回は王道の雄山(標高3,003m)・大汝山・冨士ノ折立を巡る山行をご紹介します。
山行日程とルート
夜行バスで富山駅に向かうこともあるのですが、今回は大阪から始発のサンダーバードと北陸新幹線で富山駅に向かいました。そこから電車・ケーブルカー・バスを乗り継ぎ室堂に到着、雷鳥沢キャンプ場で2泊しました。
1日目はテントを設営してのんびり、2日目は早朝から登山、3日目に下山といった日程で、富山駅からは新幹線とサンダーバードで大阪に戻る2泊3日の工程でした。
室堂から山行開始
室堂バスターミナルを出て一歩外に出ると、目の前には立山の景色が広がり「またここにこれた〜」と期待感で一杯になります。
そこからテント場までは1時間ほどの整備された道の散策。15分ほどでミクリガ池に到着。風がなければ立山三山が湖面に映る”ここならでは”の景色に会えます。その後は、多少のアップダウンがありますが、みくりが池温泉、エンマ台を超え、石段の下りが続き、しばらくすると雷鳥荘に到着。ここまでくるとあと一息ということで少しザックを下ろして小休止。最後は眼下に小さく見えるテント場(実際は広大)へ、ラストスパート!

ちなみに、みくりが池温泉のソフトクリームは大人気で、いつも多くの人が休憩しています。また雷鳥荘は登山をしない方も多く宿泊する素敵な山小屋です。
雷鳥沢キャンプ場でのテント泊
キャンプ場に到着すると、まずはテントの場所を決めて設営。受付をしてから設営するテント場もありますが、雷鳥沢キャンプ場では先に設営してから受付との立札があります。
私は、適度に水場やトイレに近い場所、食事をするときに腰をかけれるような少し大きめの石がある場所、そして何よりも平らな場所(雷鳥沢キャンプ場はどこも平ですが、他のテント場では快適さのためにはとても重要!)を探して設営します。
出入り口を立山(雄山)の方に向けて設営するのが私のお気に入り。テントから顔を出すといつでも山を眺められるのがテント泊の醍醐味です。1日目は到着が午後だったこともあり、テントを20分ほどで設営した後はのんびり山の空気を楽しみました。
設営後は受付を行い(テント場代は1,000円/日)注意事項を聞いて、受付をしたことを示す小さな札をもらい、テントの外側につけると手続き完了です。
テント泊では夕食・朝食とも自炊です。私は、お湯を沸かして注ぐだけで出来上がるアルファ米の保存食を食べることが多く、それ以外では、レトルトカレーを持参しカレーライスを作ったり、ラーメンを作ったりと簡単な食事です。ワインボトルを持ってきて、缶付やチーズなどで盛り上がっているパーティーもあり、大人数の醍醐味だなぁと羨ましく思うこともありますが、ザックの重さと快適さは比例するので自分にとっての良いバランスを心がけています。
翌日の山行に備えて夜は早めに休むのですが、夜中にふと目覚めた時は、満点の星空を見逃さないように必ず確認!
立山三山を周遊
2日目、5時からの山行開始に向けて4時に起床。アルファ米を食べ、コーヒーを飲み、身支度を整えて出発(テントは張ったまま)。一路、一ノ越(いちのこし)山荘を目指します。
出発時はヘッドライトは不要ですがまだ少し薄暗く、歩いているうちにすっきりと夜が明けます。朝一はまだ体にエンジンかかからずで、高山植物の写真を撮りながら息が上らない程度にゆっくりと歩き、1時間半ほどで山荘に到着。
少し休憩したあと、ここから急騰の岩山を一歩づつ慎重に登ると1時間ほどで雄山に到着します。ヘルメットなしで登っている方もおられますが、私は安全登山!ということでヘルメットを着用しました。一歩の登るたびに室堂や槍ヶ岳方向の景色が広がってゆき、急坂を登るしんどさはあるもののゆっくり景色を堪能することができました。一ノ越から300m登ると雄山。
ここから稜線歩きがスタートです。下から見ているより多くのアップダウンがありますが、遙か下の方にテント場を見ながら大汝山、冨士ノ折立、真砂岳、そして別山と次々有名な山を通過していきます。私の最大のお気に入りは別山。ここからの剱岳の眺めが素晴らしいのです。登山者憧れの山といって良いと思いますが、その剱岳を真正面にどーんと見ることができます!
さらに歩き剱御前小舎まで到着すると稜線歩きは終了。ここから雷鳥坂を1時間下り、14時ごろにテント場に戻りました。本日の山行:8時間 13km
ちなみに、お昼ご飯は持参した行動食(プロテインバーやお菓子など)を縦走の途中で食べ、水はテント場からの1.5リットルで足りました。このコースは一ノ越山荘を超えてからでも何度かドリンクを購入できる機会はあり、お手洗いも同じく何箇所かあります。
テント場に戻った後は少し休憩し、再び階段を数百段登って雷鳥荘の日帰り入浴。2日ぶりのお風呂を満喫し、談話室?でのんびり本を眺めたりコーヒーを飲んだりと至福のまったり時間を過ごしました。
下山後の楽しみは、お寿司
3日目、朝食を済ませ下山準備です。テントの撤収は20〜30分くらい。テントが乾いていると良いのですが、大抵の場合は朝露がついており拭き取るところからスタートです。水分があると結構重くなるので、私はなるべく丁寧に拭き取っています。2日間テントで山を満喫し、最後はこのように全ての持ち物をザックにまとめて、下山準備が完了です。後ろ髪を引かれつつテント場を出発しました。

帰りは来た時のルートをそのまま戻るのですが、富山湾は「天然の生簀」と呼ばれるだけあってお魚が美味しい!ということで、富山駅でお寿司を食べるのが恒例。駅中にも人気のお寿司屋さんがあります。
立山縦走のおすすめポイント
最後に、私が立山縦走が好きな理由です。
気になったという方は、ぜひご検討ください。


