関西在住のアルプス愛好家にとって、後立山連峰はアクセスしづらい場所です。東京からのアクセスの良さを羨ましく思いつつ、いつも立山(富山県)や上高地(長野県)を選んでしまいます。それでも”登山好きであれば一度は登ってみたいと思う山々、歩いてみたい稜線がある”ということで、今回は唐松岳(標高2,696m)への山行をご紹介します。

木道歩きや、八方池など素敵な場所がたくさんあり、
初心者にもおすすめです。
今回は唐松岳頂上山荘に宿泊。
山行日程とルート
1日目、大阪から松本まで高速バスを利用。松本からカーシェアを利用し、白馬村へ。その日はペンションに宿泊。2日目、八方尾根スキー場からゴンドラに乗り八方登山口に到着。唐松岳頂上山荘を目指し登山を開始。山荘に宿泊。3日目に唐松岳に登頂し、昨日と同じルートで下山。帰りは松本から名古屋に向かい、新幹線で大阪まで戻りました。
八方尾根スキー場からゴンドラに乗り登頂開始
八方アルペンラインの八方駅(標高770m)からゴンドラとリフトを乗り継ぎ八方池山荘(標高1,830m)に到着、ここから登山がスタートします。(ゴンドラではみるみる標高が上がり白馬村が遠く小さくなり、その後乗り換えたリフトでは、自然の風を満喫)
最初は岩や石がゴロゴロした登山道ですがしばらくすると木道になります。(所々、木道か小石などの道を選べるのも嬉しい!)北アルプスならではの景色や植物を楽しみながら歩き続け、ケルンを通りすぎると唐松岳や不帰ノ嶮(かえらずのけん)が見えてきます。ここまでくると、八方池(標高2,060m)まであと少し。
風がなく晴れた日には、八方池の湖面に映る後立山連峰の山並みがとても美しく絶好の写真スポットです。私が訪れた日は、多少の雲や風がありましたがそれでも素晴らしい景色!そして池をぐるりと周り八方池とその景色を堪能しました。

山の天気は変わりやすく、予想しづらいと言われます、
“絶景を堪能”、 “写真を撮る”などの後回しは後悔のもと。
私はこれまで何度も後悔しました。
山の景色は、一期一会!!
八方池を越えたところから、登山装備が必要との標識があります。道は多少険しくなりますが一歩づつ慎重に進めば問題ありません。先を急がず素晴らしい景色を味わいながら山行を続けるとやがて稜線!という時間がやってくるのです。
宿泊は唐松岳頂上山荘
今回はテント泊ではなく山小屋を選択、唐松岳頂上山荘に宿泊。女性の相部屋で3名が並ぶロフトの上段を案内していただきました。お隣は、関東から来られた姉妹。お二人で色んな山に登っておられ、沢山の山情報や小屋情報を教えて頂きました。私はほとんどがソロ(一人)登山のため他の方との交流は楽しいひと時です。こちらも一期一会!
夕食もテント泊の時とは雲泥の差で美味しく、温かいお料理をしっかりと頂きました。山小屋の消灯は早いのですが、夜中にそーっと抜け出し星空を見に行くのは楽しみの一つです。
今回は、なんと満天の星空・数々の流れ星を見ることが出来ました。大満足の後、明日の山行に向けてしっかりと眠りました。このような場所で山小屋に泊まれることにも感謝が尽きません。
唐松岳登頂!
多くの登山者が御来光を目的に日の出前から行動を始めるのですが、私は今のところ眠気には勝てず、朝食に間に合うように起きることが多いです。でもやはり外の様子が気になり、遅ればせながら稜線へ。その日は雲が多く御来光は見れなかったようですが、眼下には息を呑む雲海が遠くまで広がっているのでした。
朝食後、小屋を出発して唐松岳山頂を目指します。目指す山頂はすぐ前にあるのですが、最後は急坂。息があがりながらもゆっくりと歩みを進め、遂に登頂。
記念写真をパシャリと撮った後は、しばし北アルプスの山並みを眺め続けました。
下山後の楽しみは?
頂上からの景色を堪能した後は、下山開始です。白馬大池に到着したときは生憎曇り空。昨日写真を撮っておいて良かった〜と心から安堵しました。
白馬での下山後の楽しみは、なんといっても温泉!登山前から行きたいと思っていた八方の湯に向かったのでした。白馬は他にも日帰り温泉がいくつもあります。「いつかまた戻ってきたい!」そのように思えた大満足の山行でした。完
1泊2日の山行:7時間 11km


